31才専業主婦のメス豚談義

隣の家の奥さんはメス豚だと思う。
メス豚って聞きなれない単語だと思う。
ふつうに生きていたらまず触れない言葉だし。
痴漢はよく聞くと思うけど。
どうして私が彼女をメス豚かと思うかというと、ちゃんと理由がある。
あの人は登下校時の男子中学生や、駅前にいる男子高校生のことをよく見ているから。
見ているといっても、普通に見ているのとはわけが違う。
変態オヤジが女子高生をみるときと同じような視線で見ているといえば、
わかってもらえるだろうか。とにかくいやらしいのだ。
このいやらしさを言葉で表現することはとても難しい。
現実の雰囲気を見てもらうことが一番だと思う。
彼女をみれば、メス豚てこういうことをいうんだってよく理解してもらえると思う。
メス豚を体現したかのような女だ。いつか電車の中で捕まらないか心配になる。
でも彼女は一見そうは見えない。清楚で綺麗な奥さんという感じ。
旦那は一流企業につとめていて、マイホームまで建ててくれる。
彼女は旦那が建てたその家の中でぬくぬくと生活していればよいだけ。
よいご身分だ。別に私は嫉妬なんてしていない。
嫉妬しているなんて思われたらすごい屈辱だ。
彼女とはたまに近所ですれ違う。
そのときに軽く会釈をするだけの間柄で立ち話や噂話をすることすらない。
お互いの住んでいる家と苗字は知っているけれど、名前は知らない。
そんなくらいの関係性。すっごい薄いぺらぺらの関係性だ。
でも、私は彼女のことを知っている。彼女がいつも何時に洗濯物を干すか、とか。
彼女のことを観察している私も、もしかしたらメス豚かもしれない。